一口にスワップ運用とは言っても、その投資にあたっては複数の手法が存在します。
この記事では、最も基本的な投資手法であるバイアンドホールド(Buy & Hold)について紹介します。
・バイアンドホールドとは?
・バイアンドホールドのメリット、デメリット
・バイアンドホールドに向いたFX会社の選び方
というポイントで、まとめていきます。
簡単に言うと
その名の通り、『買って保有し続ける』という基本的な手法。
上昇局面・横這いに強い反面、下落局面にめっぽう弱い。
攻撃力:★★★★★
防御力:★☆☆☆☆
バイアンドホールドとは?
バイアンドホールド(Buy & Hold)とは、その名の通り買って(Buy)、保有し続ける(Hold)投資手法です。
別名、ガチホ。(ガチホールド・ガチンコホールド)
例えば運用資金が100万円あった場合にトルコリラ円(25円)を10万通貨買って保有し続ける、といったものです。
この場合のレバレッジは2.5倍ですが、特にレバレッジに定めがあるものではありません。
適切なレバレッジについては以下の記事も参考にしてください。
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バイアンドホールドのメリット
この手法のメリットは2つあります。
『キャピタルゲインを狙える』ことと『最初からスワップポイントを全額もらえる』ことです。
あと強いて言えば・・・一回買ってしまえば終わりなので、『手間が掛からない』というのもメリットと言えますね。
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キャピタルゲインを狙える
積立などと違って最初から規定の数量全額を買い付けるため、買った直後に急上昇した場合、大きな利益を得ることができます。
『スワップ狙いの長期保有前提だから、値上がりしても売らないよ』という方にはあまり関係ありませんが、キャピタルゲインも狙っていく複合的な戦略を取る場合には大きなメリットとなります。
保有し続ける場合にも、証拠金維持率には余裕が出ますから嬉しいのは間違いありませんね。
上昇局面においては非常に有利
最初からスワップポイントを全額もらえる
積立などで徐々に数量を増やしていく場合、最初の頃は保有数が少ないのでスワップポイントも小さくなってしまいます。
それに対し、一括でまとめてドンと買えば、その翌日から全額分のスワップポイントが付与されます。
手間が掛からない
ここまで説明してきたように、バイアンドホールドは基本的に『一度買ってしまえば、それでおしまい』です。
そのため、積立のように毎月入金して買付をする必要がありませんので手間が掛からないというのがメリットと言えます。
私は積立も行っているのですが・・・毎月決めた日にやるの、忘れちゃうんですよね。
証拠金維持率にだけはご注意を。
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バイアンドホールドのデメリット
バイアンドホールドのデメリットは、まさに一つ目のメリットの裏返しです。
つまり、値下がりした時にその煽りをモロに食らってしまうことです。
このような下降局面においては、一度に購入すると下落による損失が直撃してしまいます。
将来どうなるかというのは読めませんので結果論になってしまいますが、この時分散していればダメージを軽減できました。
下落を想定して、余裕のある証拠金管理・低めのレバレッジを心掛けましょう。
バイアンドホールドに適したFX会社の選び方
FX会社を選ぶ際には、以下のようなポイントが基準になってきます。
・会社の信頼性
・スワップポイントの高さ
・スプレッドの狭さ
・取引ツールの使いやすさ
・最小取引単位
この中で、バイアンドホールドに重視されるのはズバリ『スワップポイントの高さ』です。
小口で頻繁に取引する訳ではないので、『スプレッドの狭さ』『取引ツールの使いやすさ』『最小取引単位』については多少条件が悪くても許容できるかと思います。
もちろん、これらの条件もいいに越したことはないですが。
また、全ての投資手法に共通する点ですが、大事な資産を預ける訳ですから『会社の信頼性』も押さえておきたいですね。
重要度高:会社の信頼性・スワップポイントの高さ
重要度低:スプレッドの狭さ、取引ツールの使いやすさ、最小取引単位
まとめ
・バイアンドホールドは上昇・横這いならいいけど、下降局面になるとダメージをモロに食らってしまう投資手法。
・つまり、スワップ運用の中でもハイリスク・ハイリターンな部類。
・他の投資手法に比べ、レバレッジは低めに設定するべき