スワップ運用FX会社スペック

GMOクリック証券『FXネオ』の詳細スペック|スワップ運用おすすめFX会社

GMOクリック証券は、GMOインターネットグループ傘下の超人気FX会社です。

スワップポイント運用としては、スワップポイントが低めでイマイチ・・・かと思いきや、マイナススワップが小さいのでサヤ取りするなら絶対マストの重要口座です。

 

この記事では、GMOクリック証券の『FXネオ』について

  • スペック一覧
  • スペック詳細
  • メリット
  • デメリット

を、まとめていきます。

 

『GMOクリック証券』が社名で、『FXネオ』がFXのサービス名です。

『GMO』の名が付くFX会社は『FXプライムbyGMO』と『GMOクリック証券』の二社があります。

GMOクリック証券はGMOグループの中の一社として生まれた存在ですが、FXプライムbyGMOは元々は伊藤忠資本のFX会社として発足し、その後GMO傘下に入った会社です。

その為、同一グループではありながら、サービスの内容は大きく異なります。

 

GMOクリック証券のスペック一覧

各項目クリックで該当箇所にジャンプします。

GMOクリック証券『FXネオ』
取扱ペア数19ペア
スプレッドTRY/JPY1.9銭原則固定
ZAR/JPY1.0銭原則固定
MXN/JPY
最小取引単位TRY/JPY1万通貨単位
ZAR/JPY10万通貨単位
MXN/JPY
必要証拠金TRY/JPY4%
ZAR/JPY
MXN/JPY
両建てMAX方式
ロスカットアラート維持率100%以下
発動レート維持率50%以下
手数料5銭(ZAR/JPY0.5銭)
対象ポジション全ポジション
追証解消期限翌営業日27時まで
解消方法入金・一部決済
スワップポイントの引出
未決済スワップポイントの課税課税
最大発注数量100万通貨(Ex:500万通貨)
最大建玉数量全通貨ペア計4000万通貨
1日の取引上限1通貨ペア新規5000万通貨
クイック入金12行
取引ツールPCブラウザ
PCクライアント
スマホアプリ
ガラケー
電話×
取引時間米国標準時間期間月曜07:00~土曜07:00
米国夏時間期間月曜07:00~土曜06:00
メンテナンス時間米国標準時間期間取引時間中はなし
米国夏時間期間

 

GMOクリック証券の取扱通貨ペア

取扱い通貨ペアは全部で19ペア

高金利通貨としては、以下の通貨ペアの扱いがあります。

  • TRY/JPY(トルコリラ円)
  • ZAR/JPY(南アフリカランド円)

メキシコペソの扱いがありません。

 

参考に、全取扱い通貨ペア一覧を載せておきます。

クリックして全通貨ペアを表示

 

実はMXN/JPY以外はトレイダーズ証券『みんなのFX』と同じです。

 

GMOクリック証券のスプレッド

主要高金利通貨のスプレッドは以下の通りです。

  • トルコリラ円:1.9銭原則固定
  • 南アフリカランド円:1.0銭原則固定

トルコリラ円・南アフリカランド円ともに最狭水準のスプレッドです。

原則固定で提供しているFX会社の中では最狭ほぼタイです。

 

TRY/JPYは最狭タイ、ZAR/JPYはSBI FXトレードと0.01銭差で2位

 

全通貨のスプレッド一覧はこちら。

高金利通貨以外も軒並み狭いですね。

クリックして全通貨ペアのスプレッドを表示

 

メキシコペソ円の扱いはないが、スプレッドは狭い!

 

GMOクリック証券の最小取引単位

  • トルコリラ円:1万通貨単位
  • 南アフリカランド円:10万通貨単位

ちょっとここは残念ポイントですね。

以前はこの単位が当たり前でしたが・・・今ではやや時代遅れ。

 

現実的なレバレッジとしては、資金10万円~といったところですね。

 

GMOクリック証券の必要証拠金

必要証拠金は、全通貨ペアで取引額の4%です。

算出基準はリアルタイムのレートなので、純粋なレバレッジ25倍です。

 

両建てについて

両建て可能、必要証拠金はMAX方式です。

 

MAX方式とは

売買両方のポジションを持った場合、いずれか数量の多い方の証拠金のみ必要になる方式。

例えば買い10万通貨・売り5万通貨の場合、必要な証拠金は10万通貨分のみ。

 

ロスカット・追証について

  • 証拠金維持率が100%以下になるとアラート
  • 証拠金維持率が50%以下になるとロスカット
  • NYクローズ時に証拠金維持率が100%未満だと追証

ロスカットルールは上記三点です。

 

ロスカットは証拠金維持率50%

『証拠金維持率が50%を割ると全ポジションが強制決済』

がルールです。証拠金維持率100%を割り込んだ時点でアラートメールが送られます。

 

強制決済の際、5銭の手数料(南アフリカランド円は0.5銭)、つまり1万通貨あたり500円(50円)のコストが掛かります。

 

NYクローズ時に維持率100%未満で追証

NYクローズ時に証拠金維持率が100%未満だと、追証(追加証拠金)が発生します。

※米国標準時間期間:07:00、夏時間期間:06:00

米国標準時間期間:11月第1日曜~3月第2日曜

米国夏時間期間:3月第2日曜~11月第1日曜

 

追証が発生した場合、ポジションを決済するか、入金するかで不足分を賄わなくてはいけません。

この補うべき金額はNYクローズ時点の不足額なので、翌日の取引時間中に相場が好転して評価額が改善されたとしても、NYクローズ時点での不足額を補わなくてはいけません。

 

例えばNYクローズ時に1万円の証拠金不足が発生し、その後好転して証拠金維持率が100%を超えたとしても1万円の入金、もしくは相当額のポジション決済が必要です。

 

この期限は発生の翌営業日27時まで。

月曜の取引で証拠金不足となり、月曜のクローズ時(火曜日07:00)に追証が発生した場合には火曜の27:00まで(水曜の03:00まで)に解消が必要です。

(金曜の取引だった場合、翌月曜の27:00)

 

これまでに解消できなかった場合、全てのポジションが強制決済されます。

この場合も5銭(南アフリカランド円は0.5銭)の手数料が掛かります。

また、その時間よりも前に証拠金維持率が50%を下回った場合、その時点でロスカットとなります。

 

取引時間中でも、証拠金維持率50%を割ったら強制ロスカット。

NYクローズ時に証拠金維持率が100%を下回っていた場合、追証。翌営業日27時までに解消しないと全ポジションが強制決済。

 

スワップポイント部分の引出について

  • スワップポイント部分の引き出し可
  • ポジション未決済でも証拠金として使える(証拠金維持率に反映される)
  • ポジション未決済の場合でもそのスワップポイントは課税対象になる

 

例えばドル=100円でレートが変動しなかった場合・・・

証拠金4万円

ドル円ロング1万通貨を保有(証拠金維持率100%)

ドル=100円でレートが変動しないものとする

この時、スワップポイントが発生すればその分が出金可能額になります。

 

スワップポイントが付与されていくと証拠金維持率も増加していきます。

増えた分のスワップポイントで新たにポジションを建てることも可能です。

 

そして、元のポジションを決済していなくても、発生したスワップポイントは課税対象になります(損益報告書に記載されます)

これはFX会社の中でも珍しい取扱いなので、注意が必要です。

 

サクソバンク証券も同様のルールです。

 

発注上限・建玉の上限

  • 最大発注数:100万通貨
  • 最大建玉数:全通貨ペア合計で4000万通貨
  • 一日の取引上限:1通貨ペアあたり新規5000万通貨

通常の状態だと新規発注数は100万通貨までとやや少なめです。

しかし、発注時に『Exモード』を選択することで最大500万通貨までの発注が可能です。

EXモードになると、スプレッドが変動、配信レートも若干異なります。

 

いわゆる『プロコース』みたいな大口注文に一時的に切り替えられる感じですね。

 

クイック入金の対応について

クイック入金『ネット入金24』の対応金融機関は12行

都市銀行・大手ネット銀行はしっかり抑えています。

 

GMOグループ傘下のGMOあおぞらネット銀行が使えるのが特徴でしょうか。

 

提携金融機関一覧を表示

 

クイック入金:手数料無料で即時入金が行えるサービス。

利用にはインターネットバンキングの登録が必要です。

 

取引ツールについて

  • PCブラウザ
  • PCブラウザツールバー『FX TOOLBAR』
  • PCリッチクライアント『はっちゅう君FX+』
  • スマホアプリ『FXroid+』(Android)、『iClick FXneoPlus』(iOS)
  • ガラケー取引画面『モバトレ君』
  • AndroidWear(スマートウォッチ)『FX Watch!』

さすがGMOグループだけあってツール類は充実。

特筆すべきは、Androidスマートウォッチ用のアプリが用意されていることでしょうか。

・・・使っている人聞いたことありませんけど。

 

リッチクライアント:PCにインストールするタイプの、高性能取引ツール

 

取引時間・メンテナンス時間

取引時間中のメンテナンスを行わないため、月曜朝~土曜朝まで通して取引が可能なのが特徴です。

そのため、NYクローズをまたいだスワップポイント狙いのトレードが可能です。

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取引時間

米国標準時間期間:月曜07:00~土曜07:00

米国夏時間期間:月曜07:00~土曜06:00

 

米国標準時間期間:11月第1日曜~3月第2日曜

米国夏時間期間:3月第2日曜~11月第1日曜

 

GMOクリック証券のメリット

GMOクリック証券のメリットは、スワップ運用という観点では大きく二つあります。

  • スプレッドが狭い
  • 売りのマイナススワップが安い

これらについて解説をしていきます。

 

スプレッドが狭い

トルコリラ円が1.9銭原則固定、南アフリカランド円が1.0銭原則固定。

これはどちらも最狭水準のスプレッドです。

取引コストを考えると、非常に有利なFX会社だと言えます。

 

売りのマイナススワップが安い

残念ながらGMOクリック証券はトルコリラ円・南アフリカランド円ともにスワップポイントは低めです。

しかし、売買のスワップポイントの差が小さく、売りのマイナススワップ(支払いスワップ)が安いのが特徴です。

 

これが何を意味するかと言うと、サヤ取りには絶対に欠かせない口座だということ。

スワップポイントの高いFX会社でロングして、GMOクリック証券でショートすることで、為替リスクなしでスワップポイントの差額だけを受け取ることができます。

 

サヤ取りについて詳しくはこちら

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GMOクリック証券のデメリット

反対に、GMOクリック証券にはデメリットもあります。

  • 買いのスワップポイントは小さい
  • 取引単位が大きい

それぞれ解説していきます。

 

買いのスワップポイントは小さい

先程のメリット『売りのマイナススワップが安い』の裏返しです。

トルコリラ円・南アフリカランド円共に、買いのスワップポイントはそれほど大きくないのでバイアンドホールドなど王道の運用には向いていません。

あくまでもサヤ取り向き、というところです。

 

取引単位が大きい

GMOクリック証券の最小取引単位はトルコリラ円が1万通貨単位・南アフリカランド円が10万通貨単位です。

最近では1,000通貨単位の取引可能なFX会社が主流になる中、ちょっと大きいと言わざるを得ません。

 

そのため、少額でお試し運用をするには少々不向き

10万円以上の資金でのスタートが一つの目安になってきます。

 

GMOクリック証券のスペックまとめ・総評

・スプレッドは狭いが、取引単位が大きいのが難点

・決してダメなスペックじゃないが、最近の競争には遅れ気味

・ただし、売りのマイナススワップが小さく、サヤ取りの為には絶対必須の口座

普通に運用する上でも、ちょっとスワップポイントは劣りますが決して悪いスペックではないです。

ただし、この口座を普通に使うなんて勿体ない。

 

トルコリラ円・南アフリカランド円のサヤ取り・売り口座としては絶対マストのFX会社です。

為替リスクなしで、安全に資産運用!

 

GMOクリック証券『FXネオ』

GMOクリック証券
  • トルコリラ円スプレッド1.9銭!
  • 南アフリカランド円スプレッド1.0銭!
  • トルコリラ、南アフリカランドの『売り口座』に!
  • サヤ取りするなら絶対マストのFX会社!

GMOクリック証券は、少々スワップポイントが低く通常の運用には向きません。

しかし、売りのマイナススワップが小さいのでサヤ取りの売り口座としては超重要!

トルコリラ・南アフリカランドのサヤ取りに絶対に押さえておきたいFX会社です。

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